人間と監査を考える会の目的

監査は、組織において、人の健康診断と同じ役目を持つ重要な制度である。不正、不適当等の発見はもとより不正、不当の予防的効果を持っている。しかし、なぜ組織に監査が必要であるのか。なぜ、監査でなければならないのかを当然とせずに考えて見たい。組織の監査を人間との関係で考え、監査とはどうあるべきかを心理学や行動学をも参考にして検討して見る従来にない試みである。人間の運営する組織の監査に人間研究も同時に行うことは当然と考えるが監査システムのみに行き、人間の本質からくる監査の問題が遠のいているように思えるのである。人間と監査を考える会は、人間心理、人間行動学等と同時に監査システムを考える研究会である。

 

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